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編集者ブログ

  • 怪談について
  •  すっかり梅雨もようの東京で、連日蒸し暑い日が続いています。
     こういう時は「怪談」。夏の風物詩でもあります。
     さて、怪談といえば小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの作品が有名です。狢、雪女、ろくろく首、耳なし芳一など。八雲は日本に伝承されてきた怪談を集めて、手を加え、新しく作り直しました。それが今に至るまで語り継がれています。

     しかし、八雲はイギリス人。原文は英語で書かれており、翻訳者によって内容も一定していません。むろんそれほど難しい英語で書かれているわけではないので、大筋は異ならないのですが、微妙なニュアンスがいくぶん違います。
     青空文庫で配布されている翻訳は、まるで中学生が訳したような訳。原文に忠実には訳されているのですけれども、ただそれだけ。その点、平井呈一氏の訳は日本語になっています。翻訳者の柳瀬直樹氏によると、原文をそのまま訳すのは翻訳ではないと。作者の意を汲んで訳すのが翻訳なんだそうです。

     夏に向けて「怪談」の配信を企画しているのですけれども、日本語訳と原文を収録しようと考えています。併せてお楽しみいただければ……。


  • 2010年6月21日 14:47 editors |  個別ページ | トラックバック(0)
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