SF・ライトノベルの電子書籍専門サイト

編集者ブログ
- ネットワーク流通とフェアユース
- 昨年後半からネットワーク流通に関する協議会に顔を出させていただいています。これももう一応の結論が出たようで、ほぼ終了。お役御免となりました。
この協議会は著作権のせいでネットワークビジネスが疎外されているので、もっと著作権の権限を制限してはどうかという議論に対して、著作者の立場から検討するもの。
ケーススタディとして放送番組など著作権者が複数存在する場合を検討していました。しかしながら同じようなケースでTV番組のDVDなどは発売されており、著作権者が複数関わっているからといってビジネスが疎外されていることはない、疎外されているとすればネットワークビジネスがコストに見合う収益を上げられないからビジネスが滞っているだけで、著作権の権限とは無関係ということでした。
フェアユースは耳慣れない言葉かもしれません。
アメリカの法律用語で、公共の利益の場合は著作権を制限するというものです。もちろん日本の著作権法にも同様の規定はあります。たとえば教育の場で著作物を使用するとか、点字にするとか……いくつも制限規定はあります。それをもっと拡大しようという議論に対して、拡大は本当に必要か? と検討するものです。
これもネットワークビジネス同様に現在の著作権法を適用するだけで大きな問題は起こらないのでは? となっています。
いままで著作権法は大きな改革はなく、時代遅れの感がありました。
今のようにネットワークが発達した場合の著作権について、現在の著作権法は対応できていないのではないかとの危惧があったのです。
著作権法は著作者の権利を守るための法律だと思います。改革をして著作者の権利が制限されるのでは困りますよね。
- 2009年3月27日 16:28 editors | 個別ページ | トラックバック(0)
- このブログ記事に対するトラックバックURL: https://www.d-arc.jp/cgi-bin/MT/mt-tb.cgi/435