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編集者ブログ

  • 偏在する一対多の構造
  •  風邪や重度の花粉症、また寒暖の変化などで体調を崩し、病院に行くことが増えます。
     多くの病院では、大量の患者さんを抱えており、ひどく待たされることがよくあります。むろん、私も待たされるのはキライです。我慢なりません。数十分、ひどい時は何時間も待たされて、診察はものの数分だったりすると腹立たしい気分になります。

     これが一対多の構造です。
     待っている患者は多。患者を間断なく診察している医師は一。医師にしてみれば、別にサボっているわけでなく、患者が待っている間もずっと働いているわけです。にもかかわらず患者は「待たされた」「診察時間が短い」と怒ります。

     こういう構造はしばしば見られます。
     例えばお葬式もそうです。親者が亡くなった私は実は多で、その葬式をする葬儀社や僧侶は一。もっと丁寧に葬式をしてくれたって……と思っても、一である葬儀社や僧侶は仕事ですから、次も明日もあるのです。こういう事例は事欠きません。家を買う、家を建てるなんて人生で一度か二度。でもマンション販売会社や大工さんは毎日のこと。仕事ですからある程度は数をこなさないと儲けになりません。相手が一生に一度のことであっても、一である職業人にとっては一ではありませんから、多が思うほど丁寧にできないのです。

     とはいうものの、そのあたりの多の心理状態へも配慮して仕事をするのがプロなんですよね。


  • 2009年2月19日 12:14 editors |  個別ページ | トラックバック(0)
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