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- コンテンツのネットワーク流通は進んでいるのか?
- 昨年来、コンテンツのネットワーク流通に関する協議会に参加してお話を聞いています。
コンテンツとはクリエーターによるソフトのことで、音楽や映像、小説や漫画などを指します。これをネットワーク流通させる、させなければならないとするのが政府の姿勢で、それに対する法律を作ろうというものです。
もちろん今私たちが行っているダイナミックアークは小説コンテンツをネットワーク流通させているわけです。
これをもっと推し進め、許諾権を一本化させていくのが狙いのようです。
その会議の場ではさまざまな意見が交わされています。
そもそもコンテンツがネットワーク流通していないのは、権利許諾の方法が複雑だからだとする意見。しかし、それに対して(映像などは)ビデオ→レーザーディスク→DVDとメディアが進化する毎にそれぞれのコンテンツがそれぞれのメディアで許諾されており、ネットワーク流通だからといって阻害しているわけではない、とする意見が出ました。
すなわち、誰もネットワーク流通に対してそれを阻害している者はいないと。
多くの場合はそうだと思います。
わたしたちアークも誰に阻害されることなく、著作者と交渉し、その著作者がOKをすればその作品の配信が可能です。事実、そうやって今までも配信してきています。
にもかかわらず、ネットワーク流通が進んでいないのはなぜか?
それはコンテンツをネットワーク流通させても収益をあげないから、という意見。収益があがるようになれば放っておいてももっとネットワーク利用が進むはず。コンテンツのネットワーク流通が最も成功している例は、音楽です。
着メロ、着歌など、あるいはアップルストアーを通じてのダウンロードなど、CDショップに行かずに音楽を購入する人は増えています。
音楽は上のような状態でネットワーク流通は進んでいますけれども、他のコンテンツは今現在は収益をあげないからといって放置していていいのでしょうか?
コンテンツをクリエイトするのは容易なことではありません。
コンテンツを消費してしまえば取り返しがつかなくなります。
書籍の場合、昔は古書店を一軒一軒覗いて欲しい本を探して手に入れました。現在では古書店サイトなどで検索をかければ金額の多寡はともかく、たいていのものは見つけることができます。これもひとつのネットワーク流通でしょう。そして、やはり、わたしたちは手に入りにくい作品をアーカイブすることでコンテンツの消費に歯止めをかける必要があると思うのです。読みたい読者へ読みたい本をお届けすることができるのが、本来の形のネットワーク流通と思います。
そのためにも多くの作者の作品を多くの方にいつまでも読んでいただき、また新しい作品を新しい読者に提供できるよう進めていければ、アークの本懐を遂げることになるのです。 - 2009年1月13日 21:46 editors | 個別ページ | トラックバック(0)
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